webnodeのイメージ

 

Webnode(ウェブノード)はチェコ共和国で開発されたウェブサイトビルダーです。2008年からサービスが開始され、驚くほど簡単にできる利便性、対応言語の多さ(2018年現在で12か国語)という普遍性が人気で、3000万人以上のユーザーに使われています。会社用のウェブサイト、自分をアピールするプロフィールホームページ、使いやすいネットショップなど種類を問わず、このツールを使えば思ったとおりのホームページが作成できます。プロが作ったテンプレートの中からひとつ好きなものを選んで、短時間で編集するだけでホームページができます。

また、常に改良が行われており新しい機能も随時追加されています。ニーズに合わせてカスタマイズできるようホームページ作成に必要なすべてのツールを揃えています。今回はこのWebnodeで実際にホームページ作成をしたうえで料金体系、できることやできないこと・難しいこと、どんな人におすすめかをまとめました。

料金体系

通常のホームページ作成を行う場合

  • 基本無料
  • LIMITED…378円/月
  • MINI…629円/月
  • STANDARD…1,299円/月
  • PRO…2,099円/月


また
ネットショッププランというものがあり、こちらのプランはネットショップを運営するうえで便利な要素が利用できる課金システムとなります。上記の通常のプレミアムプランは不要となり、商品数100個までのMINプラン(839円/月)、商品数1,000個までのSTANDARDプラン(2,099円/月)、商品数10,000個までのPROプラン(4,199円/月)があります。詳しくはWebnodeのネットショップ プランと料金をご確認ください。

ホームページの作成・運営は基本的に無料で行えますが、「自分だけのドメインを使いたい」や「ホームページ上のwebnodeの文字を消したい」など、プロ仕様にしたい場合は毎月決まった額を払いプレミアムプランになることで色々と可能になります。各プランの違いはWebnodeのプレミアム プランと料金を見るのが早いので省略しますが、事業目的で使うなら独自ドメインがが使えて「webnode」の表記をなくせるSTANDARDプラン以上がおすすめです。

Webnodeでできること

Webnodeでは豊富なテンプレートから使いたいものを選択してホームページを作成していきます。テンプレートの種類は様々で、例えば「自社農場のホームページを作りたい」と思ったら農場のホームページを作るうえで必要な要素がつまったテンプレートを選択することができます。他にも歯科医院、教会、乗馬のレッスンサイトなど、様々なシーンに合ったテンプレートを提供しています。

Webnodeトップページの、「さあ、はじめよう」ボタンを押すとアカウントの登録とテンプレートの選択が簡単にできます。そのあとすぐに編集画面に移ります。

見たまま編集できる

編集画面は自分の選んだテンプレートを見たまま編集できるので、とても使いやすかったです。

 

webnodeの編集画面

 

海外発祥のサイトなので例文の日本語は少しおかしいですが、例文を消して思い通りの文章を書くことができます。元々書いてある「テニススクール」や「キッズ、大人向けレッスン。個人レッスンも承ります。 」の文字も、自社テニススクールの名前にすることもできるしオリジナルの謳い文句にすることもできます。

もしトップページの編集が終わって他のページの編集に移りたいときは、メニューバーから行きたいページを選ぶことですぐにそのページに移ることができます。その際に元のページで編集した内容は自動で保存されます。

テンプレートに+αできる

テンプレートを使っていると、「ここにこの項目欲しいなあ」とか「この項目消したいなあ」などあるかと思いますが、この操作が簡単にできます。必要だと思ったものはページの所々に出る+マークから、追加したいセクションを選ぶことができます。消したい項目については、クリックするとごみ箱ボタンが出てくるのでそれを押すことで削除できます。

 

webnodeの編集画面

 

また、ページを追加したい場合・消したい場合も画面右上の「ページ」ボタンを押すだけで簡単に操作することができます。

 

webnodeの編集画面

背景・画像を自由に変更

テンプレートはテンプレート用の画像素材を使っていますが、この画像は手持ちのものに変更できます。背景も同様に変更可能です。SNSで画像をアップするときのようにフィルターも選べるのは今どきだと思いました。

テンプレートから多少外れることができる

先ほども述べた通り、セクションを追加することで項目を増やすことができます。具体的には、テキストや料金表、ボタン、地図など16種類のセクションがあります。例えばテンプレートで用意してある項目を全て削除して一から自分でレイアウトすることも可能です。

Webnodeでできないこと・難しいこと

Webnodeは初心者でもかなり簡単に作れるような仕組みなっているので、逆に玄人向けの仕様はありません。つまり相当作りこもうとすると仕組み上不可能なことや、意外と不便な点もいくつかあります。

用意されたセクションにないものは追加できない

セクションの数は16個用意されています。私が普通に作ったときは特に「このセクションがあったらよかったのに…」ということは無かったのである程度カバーはできているかと思います。しかし、人によっては「この項目が作れない」という状況になるかもしれません。

HTMLでは編集できない

テンプレートを編集していくスタイルなので、それ以外のHTMLなどでは編集できません。ウェブ初心者にはHTMLはそもそも難しいので不要かもしれませんが、内部からいじることができないのでWebnodeが用意したパーツ・枠組みだけで編集することになります。

その他

正直できなくて困ることは無いと思いますが…フォントが変えられない(というより日本語に対応したフォントがない)です。あとは大量にセクションを消したいときに、まとめて消せないので1つひとつポチポチ消さなければならないのはデメリットだと感じました。

こんな人にオススメ

  • ホームページ作成知識が全くない方
  • とにかく急ぎで作成したい方
  • ネットショップを運営したい方(※ネットショッププラン必須
  • 個人または中小企業向けホームページを作りたい方

 

有料系プランを試していないので正確に把握していませんが、これからネットショップ運営したい方にも扱いやすいと思います。公式サイトの説明ではクレジットカード使用によるPayPalでの支払い機能や商品の色やサイズなどバリエーション設定などもできるそうです。この辺の詳細はWebnode公式に確認してみてください。前回FC2ホームページを作ったからか、かなり簡単に作れる印象でした。FC2のときはちょっとお勉強しなければならない場面もありましたが、Webnodeはホームページ作成の知識がなくてもすぐに作り始めることが可能です。中小企業のホームページから個人ブログまで幅広い用途を見越して、ほぼそのまま使えるテンプレートがかなり豊富です。

 

サンプルサイトはこちら
試しに無料プランで作ったサンプルサイトがあります。「こんなことできますよ」というだけなので作りこんでいませんが、テニススクールのホームページとして必要な情報は載せてあります。

>>Webnode公式サイトはこちら