アメーバオウンドのイメージ画像

アメーバオウンド(Ameba-Ownd)とはサイバーエージェントが提供するサービスの1つで、オウンドメディア(=商用目的の拠点となるWebサイト)を作ることができます。アメーバブログをご存知の方は多いと思いますが、それとは“商用利用が認められている”という点で異なります。また、サービスをすべて無料で利用でき、有料版は2018年3月現在、提供されていません。

アメブロは芸能人も多く利用しており日本ではかなりメジャーですが、アメーバオウンドは初めて聞く人も多いでしょう。そこで今回はアメーバオウンドを使ってホームページを作成した感想と評価をまとめていこうと思います。

アメーバオウンドのメリット

Web業界大手のサービスといことで、やはり沢山のメリットを感じました。どれも「使いやすい」「簡単」といったものです。

テーマごとのテンプレート

アメーバオウンドのテンプレート

最初にテンプレートを選んでからページの編集を始めるという流れは、他のサービスと変わりません。しかし、ここでその完成度に驚きます。テーマに合わせて必要な項目がテンプレートに事前に作成されているのです。

例えば、歌手やバンドなどのアーティストのテンプレートであれば、「バイオグラフィ」や「ディスコグラフィ」といったページが用意されています。また、そのページにはサンプルの文章があらかじめ入力されていて、そのサンプルの文章を変えるだけでページが完成したり、それら自体がページ編集の説明の具体例にもなっていて、編集の助けにもなるのです。もちろん、問い合わせページなどの基本となるページもあるのでご心配なく。

直感的な編集操作

アメーバオウンドの編集画面

コンテンツのことをここでは「ブロック」といいますが、それらはクリックだけで、挿入、左右に配置、結合と切り離しなどの操作ができます。また、文字と画像の大きさや左右寄せなどの編集もマウスポインタを編集したいブロックの上までもっていくだけで可能となります。さらに、SNSアカウントのウィジェットやYoutubeを再生できるブロックなども用意されているため、ブロックを挿入し、urlを入力する以外の操作は不要です。

凝った編集も可能

アメーバオウンドに問い合わせフォームを挿入した状態

※HTMLを用いて挿入した問い合わせフォーム

「HTML」というブロックも用意されてあります。これを利用すればページ内にHTMLで記述したコンテンツを作成することもできるので、HTMLが扱えるのであればさらに高度な編集が可能であると言えます。

ネットショップも無料

同社サービス「BASE」を利用することで、ネットショップ機能を無料で付け加えることができます。また、その連携方法に専門知識も不要です。

アメーバオウンドのデメリット

確かに便利な機能が沢山あるアメーバオウンドですが、どうしても使っていて不便に感じたことはありました。それらは以下のようなものです。

テンプレートに強制される部分はある

アメーバオウンドの編集画面2

HTMLのコンテンツが配置できるからと言っても全体のHTMLに追加記述を行うことはできません。全体テンプレートの編集はCSSのみ改変することが可能です。

また、トップページの「ブログ通知」ブロックを削除できなかったり、ブロック間に空白を挿入できなかったり(空白ブロックが存在しない)とテンプレートによる制限はどうしても解決できません。

入力フォームブロックがない

充実したブロック機能ではありますが、入力フォームは存在しません。外部のフォーム作成サービスを利用し、HTMLを少し記述する方法で簡単には作れます。しかし、手間であることに変わりわなく、他社のHP作成サービスでは可能であることを踏まえると欠点のように感じます。

こんな人にオススメ

アメーバオウンドがおすすめな人

アメーバオウンドでホームページ作成をした感想として、ホームページ作成の初心者にも、中級者にもオススメできると感じました。その理由は、直感的かつ良く出来たテンプレートは初心者向けで、HTMLなどによる機能拡張により少し高度な作成も可能であるからです。

しかし、一番オススメしたいのは、「今は、ホームページ作成の入門者だが、これから成長したい、勉強したい」という方に対してです。いきなり、ページのすべてをHTMLとCSSで作成しようとすることは厳しくても、このテンプレートありきで、HTMLやCSSの追加をすることは、それらの言語を学ぶ手助けになると感じるからです。

さらに、無料でもあるので、初心者や勉強用に向いているとも言えます。興味が湧いた方は、ぜひ1度作って見てはいかがでしょう。

サンプルサイトはこちら
試しに無料で作ったサンプルサイトがあります。「こんなことできますよ」というだけなので作りこんでいませんが、一応、バンドの公式ホームページをイメージして作りました。
>>バンドの公式ホームページをイメージしたサンプルサイト

>アメーバオウンド公式サイトはこちら