SEO
知り合いのお店があるホームページ業者(私ではない)に頼んだはいいが、管理ができないので私にホームページの管理を依頼されました。それで実際にお店のホームページを見て驚いたのが、サイトのタイトルや説明文がデタラメだったことです。

デタラメというのは嘘を書いているのという意味ではなく、ただ「検索で狙いたいキーワード」を文頭に盛り込んだだけだったからです。確かに2〜3年前はこのような単純な手法でSEO(検索エンジン最適化)対策として一定の効果があるとされていました。

しかし、現在はGoogleの検索エンジンのアルゴリズムが改善されて、ただキーワードを詰めただけの言葉(文)に特別な効果がでなくなっています。つまり、そのホームページ業者は古い手法に取り残されて、最新のSEO事情を知らない素人同然だということが一目で分かった訳です。

キーワードとSEOの正しい関係

大事なことは、狙いたいキーワードを盛り込みつつ、読み手(ユーザー)がわかりやすい、文法的にも直感的にもわかりやすい内容にすることです。例えば、「藤沢 ラーメン屋」というキーワードを例にして、良い例と悪い例を並べてみます。とりあえず、ホームページのタイトルにしましょう。これは検索結果に表示される時の名前だと思って下さい。

  1. 横浜のラーメン屋ならおいしいラーメン屋の◯◯!
  2. ◯◯ | 横浜駅徒歩5分のラーメン屋

どちらが良いと思いますか?1つ目も、ありがちですよね。でも、私の見解では2つ目が正解です。

1つ目は、先に登場したホームページ業者の古い手法です。狙いたいキーワードを文の前から順番に入れて、かつ、繰り返して使っています。それで最も肝心なお店の名前「◯◯」が一番最後です。

最近のGoogleは、文の最初から最後までしっかりと見ています。最初に書いてあるから大事だという判断はもう行っていません。最後まで読んで、何が重要かというのを判断しますだからキーワードを順番に盛り込むメリットはなくなりました。

2つ目は、ユーザーに取って必要な情報を端的にわかりやすく説明しています。お店の名前「◯◯」があって、どんなラーメン屋(どの駅にあって、どれくらい離れているか)がわかります。ユーザーにとってわかりやすく、使いやすくする「ユーザービリティ」を意識することが大事です。

SEOの本質は入り口だけではない

ただ、ホームページのタイトルは、あくまで入り口にすぎません。最も大事なのは中身です。私たちだって、「おいしいのか!」とお店に入って「まずいじゃないか!」となったら怒りますよね。Googleの検索エンジンも、ホームページのタイトル(入り口)と中身(記事の内容や画像など)が一致しているかどうか判断します。

この判断で、「内容があまりにも異なる」となれば、せっかく盛り込んだキーワードで検索結果に出なくなります。Googleによって「タイトル詐欺だ!」と認識されるからです。

まとめ

ホームページ(Webサイト)のタイトルを考える上で大事なことは、ユーザーにとってわかりやすい文になるようにキーワードを盛り込むことです。そして、つけたタイトルのSEO効果は、そのタイトルと一致するようなしっかりとした記事(文章や画像など)を投稿することで発揮・維持されます。

もしホームページに関して悩むことがありましたら(…宣伝です!)、神奈川県藤沢市でホームページ制作会社をしていますので、ぜひ私にご相談ください!SEOで飯を食べている人間として、色々とアドバイスをします(ぜひ制作依頼を出して下さい!)。