「IT」という単語を聞けば、多くの人がプログラミング的な何かを想像するのではないでしょうか?間違いではないのですが、ITとは何なのか、説明できますか?こんにちは、IT系の学生、ヒロです。

4月になり、新学期が始まったということで、今回は僕の学んでいる情報工学のことを書こうと思います。

ざっくり、“IT”とは何か?

ITのイメージ

ITとは、Information Technology(インフォメーションテクノロジー)の略で、日本語に訳すと「情報技術」となり、それを学問としたのが「情報工学」です。情報化社会という言葉がありますが、世の中に大量の情報が溢れていることは、みなさんご存知でしょう(インターネットとか)簡単に情報工学を説明するなら、その情報を工学的に「知ったり」「伝えたり」「活用したり」する分野と言えます。

このままだとイメージ分かりにくいので、少し具体的に説明しますね。皆さんも、インターネット検索にパソコンをつかったり、メールやSNSにスマホをつかったりしますよね。それらの端末は、情報を「収集」「伝達」できるということです。つまり、それらは情報技術の産物であると言えます。

情報系=プログラミング?

プログラミングのイメージ

冒頭にも書きましたが、ITといえば「プログラミング」を連想する人は少なくないと思います。確かに、それらも情報工学の一部です。と、同時にそれらはほんの一部にすぎません。例えば、画像工学(デジカメ、プリンタ)、パターン認識(音声入力処理、出書き入力処理)、ユーザインターフェース(キーボード、ディスプレイ、タッチパネル)などなど、情報工学は多岐にわたります。もちろん、そのほとんどの分野でプログラミングの知識は必要となってくるのですが、研究者たちがプログラミングばかりしているのかというと、間違いです。

実際は、プログラミングというより、アルゴリズム(プログラムの動き方)の研究をしています。プログラムの設計図を発明するといったイメージです。プログラミングができても“情報学専門”とは程遠いのです。

学生のうちに何を学ぶのか

学びのイメージ

同じ情報系の学生と言っても、大学のカリキュラムも違えば先生も違うので、かなり差はあります。ここでは僕が普段、学んでいることを書きますので、ひとつの参考までに。

1年生のうちは、まともに情報工学に触れません!プログラミングの「プ」の字を触る程度です。ほとんどの授業が(プログラミングに使う)数学と、(他学科もいる)基礎教養科目です。2年生になるとプログラミングの「プログラ」くらいまでやります。そしてハードウェア(パソコンの中身:CPU、メモリ等)についての基礎をやります。あとは相変わらずの数学です。

3年生になると、突然、専門科目の授業が溢れます。上の「画像工学」「パターン認識」などの分野です。後期になると、研究室配属がはじまり、4年生は卒業研究に没頭することになります。

情報工学全体の「基礎」を学び、その後、専門分野の「基礎」を学び、研究分野を決めて研究をする、という流れで、4年間を過ごします。その後のスキルの活かし方はまさに十人十色といった様子です。

春休みから一転、全然お出かけできなくなってしまって、とても悲しいです。学期中は忙しめなヒロのブログでした。